道明寺1丁目にある道明寺麦酒(どうみょうじばくしゅ)さんに取材にお伺いしました。併設されているシェアキッチンのMONZEN(もんぜん)さんのお隣にあります。ビールが好きすぎるために、なんと自分で作ってしまった森田社長は、地元のフルーツや副産物を使用したビールの製造をされています。気になるビールは、お隣のMONZENさんで、提供しているとの事です。
掲載情報は2022年9月の記事になります。営業時間や価格など、最新の情報は店舗様にご確認ください。
お店の営業時間など詳細情報
店舗名:道明寺麦酒(どうみょうじばくしゅ)
住所:藤井寺市道明寺1-16-41
電話番号:072-955-6198
業種:酒類製造販売
駐車場:なし
公式サイト
道明寺麦酒 | https://domyojibakushu.com/
インスタグラム
道明寺 MONZEN | https://www.instagram.com/domyojimonzen/
インタビュー内容
いつごろからこのお店を始められましたか?
もうすぐ半年かな。MONZENが今年(2022年)の1月にプレオープンしたけど、実際にビールの提供を開始できたのは、ゴールデンウィーク以降です。
ちなみに、それまでビールの提供をしていたのは、よそで作ってもらってきたやつで、それをうちのオリジナルとしてラベルを貼り替えて、間に合わせとして提供をしていて、それを僕がビールの提供をできるタイミングに合わしてから、MONZENがグランドオープンをした、という経緯やね。
お店を始められたきっかけは何ですか?
今まで酒屋をしていて、仕事でビールとの繋がりがあった事と、あと僕がビールが大好きなので(笑)
もう何十年も前に、クラフトビールなるものが出てきた時ですよ。銀河高原ビールを飲んだときに「なんだこれは!めちゃくちゃうまいがな!」と感動をして、「いつかこんなビールを作れたらいいな~」と、夢を持つようになっていた。でも、それはほんまに夢のまた夢。設備投資なんて億単位になるし、どうやって作るんだろう、みたいな話ですよ。一応、アサヒさんとかキリンさんとか工場見学を行かせてもらって、ビールはどうやって出来るっちゅうのは、それなりに知識はあった。
そして、偶然ネットでマイクロブルワリーというのを知ったんですよ。もう衝撃ですよ。ちっちゃなスペースに、しかも少額の設備投資でビールを作れるんやと。
ちょうどそれが5年ぐらい前。そのころ、第二次クラフトビールブームが始まってて、大阪でも醸造所が併設したパブがポツポツと出てきて。それを飲みに行くついでに、お店のブルワーさんに話を聞きくと、「俺でも出来るんちゃうか」と、ぼんやり考えとったんですよね。
決め手になったのは、古墳の世界遺産ですよね。けど、藤井寺には名産品がないというのは、前からの懸案だったので「俺が、古墳のビールを作るか!」って感じで。それが第一歩を踏み出すきっかけになった。そこからコロナがやってきて、ちょっと時間かかったけどね。
お店のおすすめは何ですか?
小さな醸造タンクなんで、とにかく小ロット生産でいろんなものを作れるんで、地元の副原料やフルーツを使っていこうっていう。まあ、なんかややこしい戦略があるとか、そんなものはないです。とにかく自分が飲みたいビールを作って、それをみんなに飲んでもらうっていう。
地元のものをできるだけ使って、美味しいビールを作って、それをみんなにアピールして、ビールにこんなにも多様性があるんやで、というのを知ってもらいたい。生ビール=ピルスナーということしか知らない人が多いから、フルーツビールなんか飲んだら、こんなビールがあるんや!っておっしゃる方が多いよね。
どういう人に利用されていますか?
もちろん、ビールが好きな人に!話も盛り上がるしね(笑)MONZENさんでも、夜にビールの提供をしているので、飲むことが出来ますよ。
お店をされていて、一番印象に残っている事はありますか?
遠方からのお客さんが来てくれる事だよね。近くのお客様は、何が出来たんや?って感じで来られるんやけど、遠方からネットを見てきましたっていう方がいて。まあ、僕も下見で東京まで行っとったからね(笑)
宣伝方法は、FacebookとInstagramはマメに投稿するようにはしてる。若い子に尻を叩かれながら(笑)そういうところからお客さんが来てるような感じやね。
それと、うちのコンサルさんが関東の方で、ちょっとこっちに出張したときに、わざわざ藤井寺まで来てくれるんです。嬉しいですよね。やっぱりビールは、人を引きつける力があるよねっていう感じですね。
やりがいを感じられる時はどんな時ですか?
大好きなビールを自分で作って、それを飲める!これはもうやりがい以外の何物でもないですよ。人生で初めて仕事をしてて楽しいな~と思えてる。
今まで酒屋をやっていて、しんどいな~とか、腰痛いな~は思ってたけど、楽しいな~と思えたことはあんまりない。お客さんとの会話で楽しいとかはあるけど。
今は本当に仕事が楽しい。自分が飲みたいビールを作ってるからね(笑)夢が叶ったような感じ。いやあ僕が60歳だから、ビール製造は肉体労働で腰も痛し、体は本当に辛いけど。これは好きな仕事じゃなかったら、本当にきついでしょうね(笑)
最後に、読者の皆様にメッセージをお願いします。
「みんな好きなことしようよ!」という事を伝えたいね。
よく周りから言われるねん。「森田社長は、うちの会社の60代とは違って若いな~。周りの同じ年代の人なんて、みんなくたびれてんで!」って(笑)僕あと10年は働かなあかんし。借金もあるしね(笑)でも何歳になっても、夢は追えるんじゃないかなって思う。
あとは、この業界にもっともっと若い人が入ってきてほしい。特に韓国や中国では、醸造する人が増えてきて、ものすごい若いブルワーさんがいる。日本とは差が開いてるんで、今後が心配だって業界の人が話していた。まあ酒造免許の関係で日本は難しいんやろね。若い人がビールをやろうかって言う事例が少ない。その辺をもうちょっと考えてほしいな、という気はする。
ありがとうございました!
記者からの感想
ビールが好きすぎるあまり、自分で作ってしまうすごい人だったね!
道明寺天満宮の横のMONZENさんでビールを作っているなんて、驚きだね!
新しい藤井寺市道明寺の新しい名産品になってほしいね!
お隣のシェアキッチン、MONZENさんでも飲むことが出来るので、地元名産ビールを是非味わってください!
商品の価格表
公式サイトや、道明寺駅を降りてすぐのデイリーヤマザキでも、ご購入が可能です。また、MONZENさんでも道明寺麦酒さんのビールが楽しめます。
掲載情報は2022年9月の記事になります。営業時間や価格など、最新の情報は店舗様にご確認ください。
価格表
美陵エール 650円
すっきりとした心地よい苦味と、柑橘系やトロピカルフルーツの ような華やかでフルーティな香りが特徴です
美陵セゾン 650円
苦味を抑え、ほどよい酸味とフルーティかつスパイシーな香り が混然一体となった爽やかな飲み心地が特徴です
美陵ブラック 650円
ドライでしっかりとした苦味と芳醇な味わい、コーヒーやチョ コレート、香ばしいナッツのような香りが特徴です
美陵ホワイト 650円
爽やかな酸味とほのかなスパイシーな香り、また口当たりが柔 らかでクリーミーな味わいが特徴です。
美陵I.P.A. 650円
スパイシーかつフルーティな柑橘系のアロマと、しっかりとした 苦味やモルトの風味を感じられるのが特徴です
美陵ケルシュ 650円
ドリンカビリティを重視した、控えめなホップの香りと苦み、クリアでライトなボディが特徴です。
美陵ブラックベリー 700円
地元産ブラックベリーを余すところなく贅沢に使用した季節限定 フルーツビールです。ブラックベリーの爽やかな酸味がスッキリ とした後味を醸しだしています。
美陵デラウェア 700円
地元産デラウェアを余すところなく贅沢に使用した季節限定のフルーツビー ルです。デラウェアの酸味とほのかな芳香がアクセントとなっています。
美陵梅ホワイト 700円
道明寺天満宮の梅園で収穫した梅を贅沢に使用した季節限定のフルーツビールです。 口当たりの良い小麦のビールに完熟した梅の香りと風味が華を添えています。
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