【店舗発見】岡田園茶舗｜古典的な味わいを守りつつも、流行に合わせて進化し続けるお店をみっけ！

お店は昭和元年にできたって聞いてます。もうすぐ100年なんです。嫁に来てから四代目として引き継いでやらせて頂いてますね。

藤井寺の無花果農家さんで、紹介してもらった松宮農園さんっていうところからイチジクの葉を提供して頂いて、イチジクの葉だけで作ったお茶があるんです。頂いた葉を全部うちで天日干しして、乾燥させてお茶にしたものですね。

今までは断然マダムにご利用頂いてますね。けど、今私のほしいなって思うものを仕入れるようになったりしてきて、急須とかも波佐見焼って言って長崎の焼き物なんですけど、取り扱い出来るようになったりで見てくれる方も増えました。

あとはフレーバーティー。スーパーとかで買うよりも、自分へのご褒美にってこだわった茶葉で作ったのを専門店で買われたりするじゃないですか。それと同じような感じで若い方も来ていただけたらと思って自家製で作ってます。

ちょうどコロナに入る時に、私が頸椎のヘルニアで手術してるんですよ。その時に、手術する為お店休みますって言ったら、凄くお客さんが心配してくださったんです。いまだにあれから大丈夫？とか声かけてくださってて。ほんとに皆さんずっと来ていただいてるし、気遣ってもらってますね。

声掛けとか、お買い物していただいた時のちょっとしたやり取りの中でいろんな会話ができて、お店に対してすごい愛着を持っていただいてるといるんだなって。それはいつも感じてます。それがあるから、頑張ろうと思えてます。

もともと私も販売のお仕事してたんで、いらっしゃいませとかありがとうございますということに抵抗はなかったんですけど、実は私初めて社会人になって販売の仕事した時にいらっしゃいませがなかなか言えなくって。それは言えたんで、良かったなと思いましたね。

ただね、このお店がほんとに地域に密着したお店なんで、いつものって来られる方が多いんですよ。いつものやつ、 なんやったかな？って言われたりした時に、主人のお母さんは、これですよって言って商品を出されるんです。そうやってお客さんと商品を結ぶっていうのがすごいな、出来るんかなと思って、すごい不安で。しばらくは覚えるのが本当に大変でしたね。

今、晴町藤井寺ってイベントの主催をさせていただいてまして、そちらとお茶屋さんとの企画運営を並行してやってるので、二足の草鞋みたいになってるんですけど、自分的には凄くやりがいを感じてますね。町おこしみたいなプロデュース業とか、そういうのもやって、盛り上げていきたいなって思ってます。

地元密着で100年近くやらせて頂いてますが、ありきたりのものにプラスアルファで、コミュニケーションも大事にしてます。こんなん欲しかったとかのお声も聞きたいですし、お店で面白い商品も揃えてますので、ぶらっと立ち寄るだけでも結構です。是非お越しください。